ベーコンラボに行ってきた

この前、京都でベーコン研究所という貸し会場を運営している宮崎さんと話してきた。

印象に残ったのは、宮崎さんがグローバル化について、次のようなことを話していたことだ。

①地方で高校卒業後地元に残る層(いわゆる地元派)⇔ドメステックブルー
地元でブルーカラー職に就く、早く結婚する、etc

②地方から都市部の大学に行って、そのまま都市部の大企業に進む層
(いわゆるホワイトカラー)⇔ドメステックホワイト

の①、②の間でいろんな断絶が起きていると。(教育レベルを含む)

しかし、宮崎さんが言うには、一見広い世界に開かれているように見える②の層も、結局はグローバルにモノ、ヒトが行き来する時代において『日本村』という地元に閉じこもっているに過ぎないらしい。

つまり、より開かれた、③グローバル人材

からすれば、②のドメステックホワイト層ですら、逆に②から①を見るようなもので、狭い世界に閉じているに過ぎないということだ。

これは何となく分かる気がする。

日本における就活は、いかに②の椅子に座れるかであり、だからこそホワイトカラーになるべくして育てられたのに、②の椅子に座れず①に転落する事を、恐れている学生は多いように思う。

これはプライドの問題というよりも、今までの自分が否定されるような『存在の危機』ではないだろうか。

事実、超難易度が高い、③(グローバル人材) を目指すより、国内で②に落ち着いた方がコストパフォーマンスが良くいろいろ有利というのもあると思う。

また宮崎さんは、③⇒②⇒①、の一方通行ではないと考えていると仰っていた。

イメージとしては、①または、②とは違うホワイトカラー層が、直接世界に繋がり始めているということだろうか。

(a)
②の椅子に座れなかったり、また②に座っていたけど、自分は『何か合わない』と思ってアジアへエクソダス・スピンアウトした層。海外就職・起業者

(b)
①で、日本の地方でブルーカラーの仕事をしているけど、同僚の3分の1はアジアの人。

(a)の人は、今は日本の正社員と比べると給与は高くないかもれないが、いずれその中からは、現地でネットワーク築いた『和橋』的な富裕層も出てくるだろう。それに生産年齢人口の減っていく時代、アジアを知る、この層の価値も高まっていくと思う。

また、(b)の人達が、何か変わるかというと分からないが、外国人と働くことに慣れて自然になっていくのかもしれない。

京都駅前のヨドバシカメラの店内放送は、韓国語、中国語、英語、日本語が交互に流れていた。世界中から京都観光に来た人達が買い物をしているようだ。

多くのアジアからの観光客が凄い勢いで話し、店員さんに家電製品の事を聞いている。かつての日本の百貨店を思い出す。

アマゾンの勢いは凄いが、まだまだ、『人、モノ、時間』が物理的に濃縮される空間のパワーはあると思う。

一緒にそんな景色を眺めていると、彼はこう言った。

高校から西海岸へ留学して、グローバル人材を目指すような開かれ方ではないけれど… そんなに洗練もされていなければ、スマートでもないけれども…

このダイナミックで雑踏とした開かれ方こそが、

『グローバル化』なのではないかと。

今、この記事を書いている後ろで、中国語が聞こえてくる。ベーコンラボの向かいの部屋は、某和食チェーンの更衣室で、店員さんの半分が中国の方らしい。

ビルのエレベーターでたまたま中国語を話す中国の方達と一緒になった時、

その数秒間、この数秒間が、僕の日常の中にある、小さく濃密な『グローバル』な時間なのだろう。なんだか面白い時代を生きていると、感じてしまった。

この境界の融解そこ、不可避に開かれていく過程なのだろう。

ベーコンラボの地図は、こちらです。興味ある方は行ってみてください。

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